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75歳 新たな科目への挑戦(前) 2023年1月27日

 H先生との出会い
 今回ご紹介するのは、長年従事されていた内科から、75歳にして美容医療に転科、新たなチャレンジをされたH先生のお話です。

私とH先生との出会いはH先生から直接弊社に頂いたお電話がきっかけでした。
75歳の内科医師。当時は都内のご自宅から約1時間30分かけて千葉県の老健施設にご勤務されておいででした。
年々通勤が大変になってきている事、高齢のお母様の介護もあり、ご自宅の近くでゆとりを持って患者様と向き合える老健施設での勤務をご希望でした。
 急ぎ求人の選定に入る
 お電話でご希望を伺った後、早速H先生のご希望に合った求人の選定に入りましたが、年齢面でひっかかってしまい、前向きに検討して頂ける老健施設は中々見つかりません。
少しづつエリア広げやっと見つけた施設は、ご自宅から約1時間。勤務内容や条件面もH先生のご希望に合うもので、ようやく1件のオファーを頂く事ができました。
H先生とのご面談時に、ご希望のエリアで求人を探させて頂いたが年齢面の問題で検討頂ける医療機関が見つからなかった旨を正直に伝えたところ、想定内だったのか笑いながら「年齢も年齢なので仕方ないね」と仰り、私のことを労って下さいました。

そして、オファーを頂いた老健施設の詳細をご説明し、「希望エリアから少しはずれるが、この年齢でも必要としていただけるなら」と面接のご希望を頂きました。
 医師としての矜持
 その後、H先生は今迄のご経歴や医師として大切にされてきた事をお話下さいました。
元々は外科医として大学病院で寝る間を惜しみ研鑽を積んで来られた事。ご家族と過ごすお時間確保の為、内科医、そして老健施設に転科されてきた事。『単に病気を診るだけでなく、患者の人生も合わせて診たい』と、患者やそのご家族とのコミュニケーション、そして患者とご家族が共に過ごす時間の使い方を一緒に考える事を大切にしてきた事など、当に医師としての矜持を垣間見せて頂きました。
そして最後に、『だから僕も、今回の転職で、母と家族と過ごす時間を確保できたら良いのだけれど、』と仰いました。

普段饒舌で冗談も多いH先生の口からポロっと出た言葉は、私の心に深く刺さり、「必ずお母様、ご家族と過ごす時間を確保出来る勤務先を私が見つけお連れ致します!」と反射的に宣言しておりました。
H先生の今回の転職における1番のプライオリティをようやく掴む事がでた様に感じました。
 エリア・科目に縛られない選定
 帰社後。
面接希望を頂いた施設への面接設定と並行し、今度は希望エリアで科目に縛られず『ご家族と過ごす時間の確保』のみを考え求人選定を行いました。
すると、希望エリア内で1件美容医療クリニックからオファーを頂く事ができました。
施術前の問診のみ(マニュアル有)のゆとり勤務で、『ご家族と過ごす時間の確保』を考えると大変理想的な内容です。

早速、H先生にご報告、詳細提案してみたところ『かなり時間にゆとりはできますね。しかしながら、今まで保険診療しかやってきてませんし不安があります』と一旦保留という事になり、当初の通り老健施設一本で面接に臨む事になりました。

翌週、老健施設の面接に臨みました。
先方の理事長、事務長からも好印象で、その場で内定を頂くことができ、H先生からも「前向きに検討致します。現職へも退職の意向を伝えて改めて入職時期等ご相談させて下さい」と仰って頂け、双方円満で話を進めることとなりました。

ところが、思いもよらぬことで事態は急変することになったのです。
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