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そのこだわりと経験を必要とする医療機関がある。

理想の実現に向けて(後) 2023年6月23日

一、お互いの事情
 U先生からのお返事は「この病院への入職は見送ります」というものでした。
面接の際に担当の先生と意見交換をされていても、お互いの主張は平行線をたどっており、決定的な内容としては、医療機関側は内科中心で診療してくれる医師を希望していることが、会話や条件提示の端々から感じ取れてしまったことでした。
U先生の譲れない「働き方」に対し、医療機関は「給与面」などの条件面を好条件にする代わりに「働き方」の部分は譲ってほしいという、なんとも噛み合わない結果になってしまったのです。
前回のご経験から、入職後に同じ轍を踏んでしまいそうなことを感じ取っての見送りのご決断でした。
私自身も同様に感じていたので、事前調整の不足をお詫びし、気持ちを新たにご希望の働き方を実現できる病院をご紹介することをお約束し、その日は終了となりました。
二、同じベクトル
 新たに求人を調査していたところ、前回同様に中国地方でU先生の希望に合う求人が見つかりました。
前回以上に病院との事前調整を行い、先生にもご納得いただけたので、面接を実施しました。
面接は穏やかに始まり、ご経歴の説明も終わり、いよいよU先生の思いの丈をぶつけていただきました。
すると、面接にご同席いただいた理事長から帰ってきたのは、U先生の目指す医療と考え方は、理事長の考える医療機関の目指す医療と同じですという嬉しい言葉でした。
U先生と医療機関の考え方のベクトルが一致していたのです。
三、満足のオファー
 その後は細かな条件面などの確認を行い、面接は恙なく終了しました。
U先生を車で駅までお送りする段になり、今回も先生のご意見とご感想を伺いました。
今回は、面接の段階でも感じていた通り、医療機関から望んでいただけるのなら、是非、ここで頑張りたいとのご意志をいただきました。
後日、医療機関からも、U先生に是非お越しいただきたいとのご連絡をいただきました。
そのオファー内容は、面接時にU先生が転居をせずに週末には自宅へ帰りたいとお話されていたことまで考慮していただき、先生ご自身は自費で賄うつもりでいた交通費や宿泊費の一部も負担してくれるものでした。
もちろん、U先生も二つ返事で快諾されました。
四、失敗の先にあるもの
 前回の転職は正直、失敗と呼んでも差し支えないものです。
1か月未満でご退職されることは、どんな理由であれ、先生の経歴としても、その後のご転職には不利になってしまう可能性のあるものです。
また、1回目の面接では、先生の希望と病院の希望が合わず、無駄足を踏んでしまいました。
しかし、この失敗を経験したことで、先生も私も、同じ轍を踏まないよう細心の注意を払い、二人三脚で活動することができました。
この失敗こそが、ベストマッチな医療機関との出会いに結び付いたと感じています。
現在もこの病院で日々充実したご勤務に励まれているU先生が、この先も末永く望む医療に邁進していただくことを心より願っております。
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